気の向くままに徒然と・・・
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~足跡~
[01/12 館主 遼]
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[05/20 館主 遼]
[05/20 蒼月薫]
[04/11 館主 遼]
プロフィール
HN:
遼 莉杏
性別:
非公開
自己紹介:
自称、「言の葉」使いの物書き。

遼 莉杏と書いてハルカ リアンです。


最近のマイブームは
『薬屋探偵妖綺談』シリーズ
羞恥心

創作仲間・相互リンクしてくれる方を常に募集中。
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「なあ、じゃオレからも質問していいか?」
僕の話しに飽きたのか、レイブンは自分から話題転換を申し出る。
「何を?」
「まあ、色々?」
「例えば?」
「エル女史って何者?」
「レイブン」
「何だよ?」
「聞くこと、違くないか?」
「しょうがないだろ、気になってるんだから」
どうしても気になるらしく、レイブンは悩むような表情を作る。
「何がそんなに気になるんだよ」
「いや、だって。あの人なんで兄王子とあんな仲良いんだ?」
兄王子という単語が一瞬誰のことだか分からなかったが、当てはまる人物は二人しかいない。
「ああ、あの二人は同級生だよ」
「同級生?」
「見えないか?」
僕の言葉にレイブンは不思議そうな顔をするだけで頷こうとはしない。
「まあ、言われてみれば?」
「何が、そんなに不満なんだよ」
「いや、別に不満ってわけじゃ…」
「じゃあ、何」
僕の問いかけに黙るレイブン
「あまり、変な事を二人に言うなよ。下手をしたら殺されるぞ」
「え?」
なんとなく、察しがついた僕は、そんな事を言ってみる。
「いや、ただオレはあの二人、付き合ってるのかなぁっと」
「うん。だから、それがまずい」
思った通りだと、頷きながら僕は答える。
「マジで?」
「ああ。僕も一度…言いかけた時があって、あれはホントに怖かった」
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