回る
まわる
僕の目の前を
世界の平和が通過してゆく
自分が
独りだと知った時
何故だか涙が溢れてくる
回り続ける
回転木馬
そこに乗りそびれた
外から
眺めるだけの
傍観者
世界が
止まらなければ
加わる事はできない
取り残された場所に
世界のメロディーだけが
聞こえてくる
回る
まわる
僕の目の前を
世界の終わりが通過して行く
自分の隣に
ダレかが存在していると
気づいた時
何故だか涙が溢れてくる
それでも
回り続ける
回転木馬
外から眺めるだけも
悪くは無い
独りではないと
気がついたから
回り続ける世界から
微かに聞こえてくる
メロディーを
聞きながら
僕はここで
違うメロディー口ずさもう
H19,07,06
ciel