気の向くままに徒然と・・・
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~足跡~
[01/12 館主 遼]
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[05/20 館主 遼]
[05/20 蒼月薫]
[04/11 館主 遼]
プロフィール
HN:
遼 莉杏
性別:
非公開
自己紹介:
自称、「言の葉」使いの物書き。

遼 莉杏と書いてハルカ リアンです。


最近のマイブームは
『薬屋探偵妖綺談』シリーズ
羞恥心

創作仲間・相互リンクしてくれる方を常に募集中。
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元々仕事の内容が分からずに約束の場所に行ったのだ。どうなってもいいように、ある程度のものは持ってきていた。
まずは机の上に薬品を広げて、オリジナルの薬作りから始める。様々な場面・相手を想像して、あったら便利であろう物を調合してゆく。
「アキ。キミの想像で構わないから、今現在イメージしてる相手を教えてくれない?」
「憶測で簡単にものが言えるか、固定観念を持たれると困るからな」
シュタに向き直ることはせずに返事を返した。これで会話を諦めてくれればいいと思ったのだ。
「じゃあ、アキ。言わせてもらうけどさ、キミの経験というやつはそんな頼りにならないものなの?」
「何?」
「僕らに助言も出来ないような、そんなレベルなんでしょ?本当は」
「シュタルク?」
休めずに動かしていた手を止め、ため息を一つこぼす。
「…敵は相当強い」
「へぇ~」
「そして、何かしらあるんだと思われる」
そこまで言って、椅子の向きを変えシュタとレイスに向き直る。不安げな様子を見せるレイスと一度だけ視線を合わせ、後は視線を外して話始める。
「じゃなきゃ、学校側がとっくに動いて退治てるはずだ。しかし、手を出せない何らかの理由がある」
二人とも気のせいか真剣な表情で話を聞いていた。
「そして、相手は人間ではない可能性が非常に高い」
「つまり?」
「俺が言えるのはここまでだ。行けば嫌でも分かる」
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