どうしょうもないくらい
愛おしくて
僕は何度も振り返る
どうしても
最後まで見ていたくて
去り行くきみを
人ゴミの中
視線だけで追いかける
どこにいたって
僕はきみを見つけ出すよ
いつまでも立ち尽くす
僕に
きみは一度だけ振り返り
「また明日」
と声に出さずに
小さく手を振りほほ笑んだ
・・・・・・・
いつも
私を見守るその瞳が
優しくて
決まって見送る
その視線が
たまらなく嬉しくて
つい振り返ってしまう
目が合えば
あなたは
少し寂しそうに笑ってる
それが愛しくて
でもおかしくて
「また明日」
笑ってしまうのを
誤魔化した
H20,09,11
ciel