気の向くままに徒然と・・・
| Admin | Write | Comment |
カウンター
New!
~足跡~
[01/12 館主 遼]
[01/12 nameress]
[05/20 館主 遼]
[05/20 蒼月薫]
[04/11 館主 遼]
プロフィール
HN:
遼 莉杏
性別:
非公開
自己紹介:
自称、「言の葉」使いの物書き。

遼 莉杏と書いてハルカ リアンです。


最近のマイブームは
『薬屋探偵妖綺談』シリーズ
羞恥心

創作仲間・相互リンクしてくれる方を常に募集中。
Letter
バーコード
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

こんなにも早いとは思わなかった
こんなにも唐突だとは思わなかった

僕の行動が
ただきみを悲しませただけだというのは
きみの顔みて気がついた

何がいけなかったのだろう?
どうしてこんな事になってしまったんだろう?

なぜ
僕はきみをこんなにも悲しませているのだろう

これほど辛い事はない

これほど
苦しい事はない

僕の前で無理して笑うきみ
その心の中にある思いを
隠そうと必死に笑うきみ

扉の向こうでは
涙流している事を僕は知っている

帰っていく
きみの後姿はとても小さなものだった

気づくのがもっと早ければ
もっと違う結果があっただろうか?

もっときみのきみのために
できた事があったのだろうか?

もっと・・・

ああ
どうしてこんなにも早く

きみを残して
どうして僕が行けようか?

どうして僕は
きみをこんなにも悲しませているのか?

ダレが
こんな結果を望んだだろう?

ダレのせいでもない

きっとこれは
僕への天罰に違いない

薄れ行く意識の中で

最後に見たきみの顔

最後に聞いたきみの声
最後に触れたきみの手

どれも涙に濡れ
悲しみに溢れていた

僕の後悔は
きみをそこまで悲しませてしまった事が
それを僕にはどうにもできない事が悔しくてたまらない

どうか
きみだけでも幸せに・・・

H18.09.23
ciel


 





思い込みcielのバックグラウンドストリー

僕は30代前半の旦那様
きみは30代前半の奥様

つまり
旦那から妻へって感じ
それまで、二人は普通に幸せな家庭を築いておりました。
ちなみに結婚3年目。
しかし、旦那は急な病で倒れる。
発見が遅く手のほどこし様がないと医者は匙を投げる。
痛みを和らげる事ぐらいしかできない。
それほど彼の病はひどい状態だった。
妻は毎日夫の病室に通い続ける。
夫の前では笑い悲しみを隠し、夫を励まし続ける。
こんな状態でも構わない少しでも長く一緒にいれればそれでいいと、彼女は病室通い続ける。
それでも、病室を離れなければいけない時間はやってくる。
彼女はその時間が辛く、悲しいだから扉を背に涙を流した。
半年後、夫は静かに息を引き取る。
そんな、夫が最後に感じた事・・・的な詩でした・・・。

お疲れ様でした。。
無駄に長くてスミマセン。
最初はただの詩あつかいでしたが
これはこれで「ラスト・レター」だろうと思いあえてこっちへ入れました。


目次
PR
この記事にコメントする
NAME:
TITLE:
MAIL:
URL:
COMMENT:
PASS: Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
...(ノ_;)
みぃとこ
最初に読んだ時は、普通だったのに...。
バックグラウンドを読んでから読み直したら、すっごく切ない(T_T)
頭の中に映像が流れてきて、涙出てきましたよ。
2007/09/12(Wed)11:08:56 編集
≪ Back  │HOME│  Next ≫

[157] [156] [155] [152] [151] [146] [143] [138] [137] [126] [119]
忍者ブログ [PR]
material by:=ポカポカ色=