~For 蒼月薫さま~
夢を見るのと同じように
曖昧な記憶
きみと僕と
今とは違う姿で
違う笑顔でそこにある
今はもう
戻ることの出来ない
思い出という名の
記憶の中で
いつまでも
色あせることなく
いつからだろう
きみと手を繋がなくなったのは
写真の中の物語を
複雑な思いでめくってゆく
いつからだろう
きみとは違う友人ができたのは
無邪気な笑顔が
愛おしく懐かしい
もう一度
その笑顔を自分にむけてほしくて
もう一度
きみと手が繋ぎたくて
交わした言葉は
昔と変わらない思いがこもってた
これからも
思い出を作っていけたらいい
めくる物語の中に
過去とは違うきみの笑顔が
増え続ければ
きっと
最高の人生になるだろう
H20,05,18
Ciel